最初に断わっておきますが、特殊な条件下での事故は今回の内容には該当しない場合があります。
自動車保険の事故で特に注意したいのが、Uターンの際の事故です。弊社は名古屋の中心部にあるのですが、広い道路が多い割にUターン禁止の交差点が多いです。
弊社のお客様の事故でこんな事故がありました。
お客様が、自動車で片側1車線の対面通行の道路で交差点ではないところでUターンをしました。Uターン前の車線の後方に十分注意を払っていたのですが、Uターン前の車線の後方から来た車がUターンしたことに驚いてハンドルを切った為、Uターンがほぼ終わって対向車線にいる弊社お客様の車に衝突されました。
相手の車に乗っていた方も弊社お客様の車を運転されていた方もけがをされました。双方とも事故を起こそうと思って事故が起きたわけではありません。
では、保険での扱いはどうなるでしょうか?一般的に言われている追突した方が過失が大きいのではないかという判断はこの場合は当てはまりません。Uターン禁止場所でのUターンは、Uターンをしたほうが大きな過失を負うことになります。
理由としては、Uターン禁止場所でのUターンは一般的には予測できないこと。予測できない動きの車を避けるのは難しいという判断です。
自動車の運転をしていると道を間違えて焦って無理なUターンをしたり、右折も禁止の交差点でUターンをしている人を見かけます。リスクに気付いていないのではないかと思ってみてしまいます。安全、安心な自動車の運転を心掛けてほしいと思います。
ちなみに私は、その事故処理を経験して以降、Uターン禁止の場所ではもちろん、狭い道や見通しの悪いところでのUターンはしなくなりました。