以前から多い事故の形態として駐車場内の事故があります。走行中とは違い、手の動作、足の動作、また目で見る方向も多様化します。弊社のお客様でも、普段、注意深く運転されている方が駐車場内で事故をされるケースが起こっています。
自分では焦っていなくても気持ちが焦ったり、後続車が来て急いでしまったり、早く駐車しようと急ぐあまり周囲の状況に注意が及ばず、事故を起こす場合があります。逆に、車道から駐車場に入ると緊張が緩み普段では考えられないようなミスを起こしてしまう、ということが主な要因と考えられます。
では、どうすれば・・・
★出入口では一時停止を行い安全を確認しましょう
車道から駐車場に入るときは、二輪車の巻き込みや歩行者との接触にも注意する必要があるため、一時停止を必ず行い、ゆっくりと駐車場に入りましょう。また、駐車場から車道に出るときは、歩道と車道に、歩行者や自転車などがいないか安全確認を行い、出会い頭の事故に気をつけましょう。
★駐車場内での走行は人の歩く速度にしましょう
駐車場内では歩行者の動きが予測しづらく、大きな柱や駐停車している車が死角となり、思わぬところから歩行者が出てくる可能性があります。十分注意して走行しましょう。
★落ち着いて一つ一つ確認しながら駐車スペースに入れましょう
車体をこするなどの物損事故は、おもに駐車スペースに入れるときに起きています。また、アクセルとブレーキの踏み間違いによる重大事故もこのときに多く発生しています。
駐車するときは、複雑な操作が多くあります。あせらず落ち着いて、一つ一つ注意すべきポイントを確認しながら駐車しましょう。
あらためてバックで駐車するときの手順を確認しましょう。
1、窓を開け、シートベルトを外しましょう
上体を自由に動かせるようにしましょう。ただし、ドアを開けての後方確認は、障害物に接触したり、運転席から転落する可能性があり危険なのでやめましょう。
2、車両間隔(感覚)をつかみましょう
停車位置や他の車、障害物との距離を予測しましょう。また、車の後方などに生じる死角に十分注意しましょう。
3、ペダルを踏み間違えないように注意しましょう
上体を後方に向けると、ペダルを乗せている足の位置がずれることがあります。
忘れたものを買い足しに行ったり、普段自転車で行っている店に車で行ったり、慣れている所なのに慣れていない行動をする時が一番危険で、悔いが残ることになってしまいます。そうゆう時こそ落ち着いて運転しましょう。