車検における点検・整備の流れ
受入検査
検査員が法に定められた項目を点検しメーカーの基準にて整備が必要かどうかを判断します。
点検及び整備
ステアリング
ステアリング・ハンドルの遊び、重さ、油漏れ、操作具合、ロッド類の緩み、ガタ、損傷などを点検します。
タイヤ
タイヤの溝の深さ、異常摩耗、振れ、空気圧を点検し併してホイール・ベアリングのがた、ボルト、ナット類の緩みなどを点検します。
サスペンション
取り付け部、連結部の緩み、がた、ゴム・プッシュの衰損などを点検し必要箇所に給油します。
ショック・アブソーバ
悪路での乗り心地を良くし、カーブでの安定性を保つショック・アブソーバの作戦を点検したり、オイル漏れやガス漏れ緩みの点検を行います。
ドライブシャフト
厳しい条件にさらされるドライブ・シャフトの連結部の緩み、ゴムブーツの亀裂、油漏れ、異音を点検します。
マフラー
排気漏れの点検、取り付け部の緩み、損傷などを点検します。
ブレーキ
ブレーキ・ペダルの遊び、踏み代、パーキング・ブレーキの引き代の点検をし、ブレーキ・ライニング、ディスク・バット、ディスク・ローターの隙間、油漏れ、摩耗の点検を行います。
冷却装置
ラジエーター・ホースからの水漏れ及びラジエーター・キャップの加圧点検などを行います。ロングライフクーラント(錆止め)の点検を行います。
各ベルト
ファン・ベルト、エアコン・ベルト、パワステ・ベルトなどの緩みや亀裂、異音、摩耗などによる損傷を点検します。
各オイル
エンジン・オイル、ミッション・オイル、デフ・オイル、パワステ・オイル、ブレーキ・フルードなどについて、量、汚れ、漏れを点検します。
完成検査
サイド・スリップテスト
ホイール・アライメントの代用特性としてタイヤの横滑り量を測定し、保安基準に適合するかテストします。
ブレーキ制動力テスト
ブレーキの効き具合を前後別々に測定し、保安基準に適合するかテストします。
スピードメーターテスト
表示スピードの誤差を測定し、保安基準に適合するかテストします。
ヘッドライトテスト
ヘッドライトの明るさと向きを測定し、保安基準に適合するかテストし、調整します。
排気ガステスト
エンジンが排出する一酸化炭素や炭化水素の濃度、黒煙の濃度を測定し、保安基準に適合するかテストします。
車検合格
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